アロエは世界中で古くから万能薬として人々に利用されてきました。日本でもアロエのことを「医者いらず」「万能薬」として家庭で育てていることがあります。
実はアロエには300~500種類もあるといわれており、最近流行っている、観賞用の多肉植物としても多くの種類のアロエがありますが、日本でよく見かけるのは「キダチアロエ」という種類のアロエです。
「木立」という名前の通り、まるで木の幹から枝が伸びているかのように茎から葉が広がっています。寒さにも比較的強いツルボラン科アロエ属の植物なので、日本中で栽培が可能なアロエです。オレンジの花を咲かせます。
一方、コーラルコミュニケーションズで販売しているのは「アロエベラ」という種類です。アロエベラの「ベラ」にはラテン語で「本当の」「真実の」を表します。世界ではアロエベラの方が有名です。アロエベラは根元から大きく1枚1枚の葉が生えています。こちらは寒さに弱く、亜熱帯性気候の地方でのみ生育し、黄色の花が咲きます。
このキダチアロエとアロエベラの大きな違いは、皮をむいた中のゲルに含まれる多糖体です。キダチアロエのゲルに含まれる栄養素が約30種になのに対し、アロエベラにはなんと200種以上。ビタミンやミネラル、アミノ酸に酵素、体に必要な栄養素が多く含まれているのです。
また、ゲルに含まれる多糖体の分子量とその粘りにも大きく差があります。キダチアロエの分子量は少なく、約4~5万ほど。アロエベラは45万と約10倍の分子量なのです。アロエベラは非常にネバネバが強く、高分子多糖体と呼ばれる栄養素を豊富に含むものです。
一口にアロエ、と言っても種類は多く、栄養価の高いアロエベラをコーラルコミュニケーションズでは栽培し、加工販売しています。