アロエベラを摂取すると下痢になる?

アロエベラを摂取すると下痢になる?

「アロエを飲むと下痢になるのでは?」と思われている方がいます。

アロエベラの葉はとても肉厚で、表皮(緑の外皮)と内部の葉肉(半透明のゼリー状のゲル)からできています。

アロエベラ

このネバネバでゼリー状のゲル部分の特有成分がムコ多糖類です。

アロエベラの表皮(緑の外皮)には苦味成分であるアロインが含まれています。アロインには便通促進作用があり、下剤として使われる医薬品の原料となっています。

アロインは外皮に含まれる下剤の材料です。

食品には医薬品の成分が含まれていないことが法律で定められているので、食品として販売されているアロエベラではこの表皮を取り除いた葉肉だけが使われています。

アロエベラジュースはJAS認定

もちろん、コーラルのアロエベラジュースも食品なので、外皮を完全に取り除きジュースに加工しています。ジュースの加工工場も有機加工食品としての有機JAS認定証を取得しているのでご安心ください。

ムコ多糖類には、腸内の悪玉菌を抑制し、善玉菌を活性させる働きがあり、腸内環境を良くしてくれます。便秘や下痢は腸内環境の乱れによって起こるとされているので、食品としてのアロエベラを摂取し、腸内環境を整えることで便秘や下痢、軟便といったお腹の悩みを改善できます。

腸内環境

同じアロエでも、日本でよく見かけるのはキダチアロエですが、キダチアロエもその葉肉にはムコ多糖類があります。
ムコ多糖類は糖たんぱくとも呼ばれる各種の多糖類とタンパク質の結合体ですが、アロエベラの多糖類の分子量は約45万と言われます。いっぽうキダチアロエの分子量は約4万なので、その差は10倍以上です。

キダチアロエとアロエベラ
キダチアロエ(左)とアロエベラ(右)

これが何を意味するかというと、ムコ多糖類の分子量が多いということは、分子の結合が強いということです。そうすると粘性(ネバネバ)が強くなり、胃でも消化されにくく、性質が失われにくくなります。そのため、本来のムコ多糖類の働きがより強く発揮されるようになります。

宮古島のアロエベラ
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