多糖体ってなに?糖分が多いってこと?

多糖体ってなに?糖分が多いってこと?

「多糖体」「多糖類」、、名前だけを聞くと、
砂糖がたくさん??甘いの??糖類?と思われるかもしれませんが、そうではありません。

多糖体とは単糖(ブドウ糖,果糖)がつらなった高分子構造のもので、デンプンや食物繊維なども多糖体の一種です。
糖分やカロリーが多いという意味ではありません
多糖体にはデンブンなどの貯蔵多糖体や、ムコ多糖体やヒアルロン酸などの構造多糖体、そして活性多糖体があり、それらを総称して「多糖類」と呼びます。

身近な食品の中では、コンブやきのこ、アロエベラにも多く含まれています。
多糖体にはこういった植物由来のもの、海藻由来のもの、乳酸菌の微生物発酵により産生されるもの、合成で作られるものなどがあります。

多糖体には様々な働きがあり、体にはとても重要な成分です。

【多糖体の主な働き】
免疫力の調整
血糖値の調整
細胞の働きの調整をし、新陳代謝を正常化
細胞のDNAに働きかけ新しい細胞をつくる
炎症を起こした部分の熱を下げ、雑菌の侵入を防ぐ
腸の善玉菌の餌となり、善玉菌を元気にする

そして、アロエベラの皮を取り除いたゲル部分こそ、この多糖体で、アロエベラの持つ最大の特徴といえます。
アロエベラの多糖体は「ムコ多糖体」と呼ばれるもので、タンパク質と結合して糖タンパクとしてゲルの中に存在しています。※とはいっても甘くはありません。

このアロエベラの「ムコ多糖体」は、体の中で「プロテオグルカン」の原料(ムコタンパク質)となります。「プロテオグルカン」とは、細胞と細胞の間にあり、全身の臓器や体液の保水の役割を果たします。

この「ムコタンパク質」は、粘膜を守る働きがあり、ウイルスの侵入を防ぎます
もう少し詳しく説明すると、ムコタンパク質は体の粘膜をしっかり張るために必要不可欠な物質で、粘膜を常にみずみずしく健康な状態に維持しておくことで、水に弱く、乾燥に強いウイルスが体内に侵入するのを防いでくれるのです。
ムコタンパク質が体内に十分にあれば、のどや鼻の粘膜を強くし、風邪などのウイルスをシャットアウトし、風邪を引きにくくしてくれます

写真はイメージです。

多糖体は単糖がたくさん連なった高分子で、有害物質や老廃物に吸着し、体の外に排出する働きもあり、腸の善玉菌の代表であるビフィズス菌の餌にもなるのです。

「スタミナ食」と呼ばれる食品にはネバネバのものが多いのですが、このネバネバこそが多糖体なのです。
先ほど多糖体は高分子構造と述べましたが、分子量が多いほどネバネバが強く、健康維持に役立つといわれています。
日本でよく見るキダチアロエの分子量は5万ほどです。対してアロエベラの分子量は45万!同じアロエでも全然違いますね。

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